【和訳】BATTLE OF THE LARYNX - Melanie Martinez
続いては知性の強さについての一曲
BATTLE OF THE LARYNX
バトル・オブ・ダ・ラリンクス
アーティスト
Melanie Martinez
収録アルバム
Portals
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
[原文:太字、訳文:通常]
Falling asleep by the arcade
アーケードのそばで眠りに落ちて
Liquor it jumps off your tongue
あなたの舌からこぼれ落ちる酒
You used all your words for a quick game
あなたはちょっとした遊びに言葉を使い尽くして
Blew it all before you won
しくじって勝てなかった
I speak in cursive, I'm poignant, assertive
私は流れるように言葉を話し、辛辣で、主張が強い
There's musical chairs in my teeth
私の歯では椅子取りゲームが行われる
Poke me to battle, I'll jump on the saddle
挑発するならサドルに飛び乗ってあげる
I'll smile as you fall to your feet
足元へ崩れ落ちるあなたを見て私は微笑む
And they talk without thinking
彼らは考えもせずに喋り
They bark while they're shaking
震えながら吠える
With teeth that are round and dull
彼らの歯は先が丸まって鈍ってる
And they yell while they're chasing, while I'm steady pacing
向こうは怒鳴りながら追ってくるけど、私はペースを安定させてる
My syllables hit the floor
私の音節たちが激しく踊る
How stupid, selfish baby
なんて愚かで身勝手なんだろう
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
I'll wreck you, if you chase me
私を追うのなら叩きのめしてあげる
But I'll be silent til you cross the line
でも一線を越えるまでは大人しくしてるわ
The line, the line
一線をね
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
So crude and selfish, baby
本当に無礼で身勝手ね
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
Call all your guys in the dive bar
仲間を集めて安っぽいバーに呼べば
they'll give you the validation
みんなはあなたを褒めてくれるでしょう
Your daddy could never bestow you
あなたのパパはそんな言葉はくれなかった
While bloody they'll tell you you've won
血だらけの姿を見て仲間はあなたの勝ちだと言う
And they talk without thinking
彼らは考えもせずに喋り
They bark while they're shaking
震えながら吠える
With teeth that are round and dull
彼らの歯は先が丸まって鈍ってる
And they yell while they're chasing, while I'm steady pacing
向こうは怒鳴りながら追ってくるけど、私はペースを安定させてる
My syllables hit the floor
私の音節たちが激しく踊る
How stupid, selfish baby
なんて愚かで身勝手なんだろう
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
I'll wreck you, if you chase me
私を追うのなら叩きのめしてあげる
But I'll be silent til you cross the line
でも一線を越えるまでは大人しくしてるわ
The line, the line
一線をね
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
So crude and selfish, baby
本当に無礼で身勝手ね
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
And they talk without thinking
彼らは考えもせずに喋り
They bark while they're shaking
震えながら吠える
With teeth that are round and dull
彼らの歯は先が丸まって鈍ってる
And they yell while they're chasing, while I'm steady pacing
向こうは怒鳴りながら追ってくるけど、私はペースを安定させてる
My syllables hit the floor
私の音節たちが激しく踊る
How stupid, selfish baby
なんて愚かで身勝手なんだろう
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
I'll wreck you, if you chase me
私を追うのなら叩きのめしてあげる
But I'll be silent til you cross the line
でも一線を越えるまでは大人しくしてるわ
The line, the line
一線をね
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
So crude and selfish, baby
本当に無礼で身勝手ね
Don't you battle with my larynx tonight
今夜は私の喉頭を怒らせないで
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
Battle of the larynx = 喉頭の戦い
メラニーはこの曲について、威圧感を与えようと必死で大声で無意味に怒鳴りつける人、そして静かに簡潔に自身の言葉と知性を使い議論する人、2つの対する立場を書いたと話しています
喉頭の戦いというのは言い換えれば口論のことで、怒鳴りつけるためだけに喉頭を使わず、論理的に言葉を発するために喉頭を使うことの重要さがポイントになっています
You used all your words for a quick game
あなたはちょっとした遊びに言葉を使い尽くして
Blew it all before you won
しくじって勝てなかった
口論の相手は語彙力がなく、ちょっとした遊びに知っている言葉を全て使ってしまう
I speak in cursive, I'm poignant, assertive
私は流れるように言葉を話し、辛辣で、主張が強い
俗語的表現で、言葉をあまり音節で区切らず、流れるように話すことを "speak in cursive" と言います
Poke me to battle, I'll jump on the saddle
挑発するならサドルに飛び乗ってあげる
サドルはここでは馬の鞍を意味し、騎士が馬に飛び乗って戦う準備をすることの表現になっています
And they talk without thinking
彼らは考えもせずに喋り
They bark while they're shaking
震えながら吠える
With teeth that are round and dull
彼らの歯は先が丸まって鈍ってる
相手は強い言葉を発するけど、その裏には何の考えもない
大きく吠えるけど体体は震えているし、武器である歯も鈍っていて全く使い物にならない
見せかけだけの強さでしかありません
My syllables hit the floor
私の音節たちが激しく踊る
この部分はメラニーの言葉(の音節)が相手を攻撃する様子を踊るように喩えています
I'll wreck you, if you chase me
私を追うのなら叩きのめしてあげる
But I'll be silent til you cross the line
でも一線を越えるまでは大人しくしてるわ
賢い人は無闇に戦わず、必要なときにだけ相手をします
Call all your guys in the dive bar
仲間を集めて安っぽいバーに呼べば
they'll give you the validation
みんなはあなたを褒めてくれるでしょう
口論で言い返せず負けてしまった相手は、仲間を呼んで安っぽい言葉で褒められることで自信を保とうとします
Your daddy could never bestow you
あなたのパパはそんな言葉はくれなかった
でも本当に認めてくれるべき存在である父親はそんなこと言ってくれなかったでしょう、とバチバチに煽っています
While bloody they'll tell you you've won
血だらけの姿を見て仲間はあなたの勝ちだと言う
明らかに傷を負っているのに、買ったのはこっちだと言い聞かせる惨めな様子が書かれています
この曲はアルバムの中で1番最後に完成したんだとか
自分は強く言い返されると言葉に詰まってしまったりするので、この曲を聴いて、落ち着いて確実に相手の間違いを指摘できるようになりたいです…